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6つの戦略

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トップ > 英語と闘う戦略 > 6つの戦略 > 3.正しい英語習得方法を知る >

第2段階(3)速読

 第一段階では、英語の『音』の重要性を述べ、それを中心としたトレーニング
についてご説明してきました。音読、シャドウイング等により、「英語を英語の
まま理解する」という、英語学習の基礎にあたる部分ができたことかと思います。

 そして、730点突破を目指す頃から徐々に文字のインプットも始めることをお勧
めします。というのもTOEICの設問の2分の1以上は、文字からのインプットのため
、700点を突破するためには、どうしても文字のインプットに慣れ、速読力をつけ
なければいけなくなってくるからです。

速読とリスニングの意外な関係

 速読で効果のあるところはPart.7だとお考えの方も多いことかと思います。し
かし、実はリスニング・セクションでも速読は重要なのです。それはPart.3(会話
問題)とPart.4(説明文問題)です。どちらも1度だけ放送される文章を聞いて、問
題用紙に印刷された質問と解答の選択肢を読み、4つの中から最も適当なものを選
ぶという形式です。速読ができなくては、質問と解答を読み終わらないうちに、
次の問題の放送が始まってしまいます。
(実はPart.7で求められるのは、速読というよりも、”スキミング”の能力です。
この説明はまた別の回に譲りたいと思います。)

多読の教材に求められる条件

 速読力をつけるためには、ひたすら読むしかありません。たくさん読む、いわゆ
る”多読”です。

 では、いったいどういったもので多読を行えばよいのでしょうか?

 多読の教材に求められる条件は以下のようなものがあげられます。

多読の教材に求められる条件(1).自分の興味があるもの
 英語を習得することの目的は、自分のほしい情報を英語で手に入れ、自分の持
っている情報を英語で発信すること、すなわち英語によるコミュニケーション能
力を高めることにあります。そのため、およそ自分の興味がない情報を、勉強の
ためだからといって、特別に読んだりすることは、それ自体で挫折のもとです。

多読の教材に求められる条件(2).背景知識のあるもの
 たとえば、イギリスのニュース誌"The Economist"にイギリス議会の選挙戦につ
いての記事が載っていたとしましょう。これを読んでいる読者の方の中で、イギ
リスの選挙制度、大物政治家の名前、政治勢力情勢などをご存知の方は少ないこ
とでしょう。こういった背景知識がない中で、そこに含まれる知らない単語を類
推して理解するということはほぼ不可能です。

 一方で、読売新聞の英語版"The Daily Yomiuri"に国会の総選挙についての記事
が載っていたとした場合はどうでしょうか?皆さんは日本の総選挙とはどういっ
たもので、主な政党名、大物政治家の名前などについて、一度は耳にしたことが
あるはずですので、多少難しい単語が含まれていたとしても類推して理解してい
くことは可能でしょう。

多読の教材に求められる条件(3).自分のレベルにあったもの
 最後はやっぱりこれです。TOEIC 600程度の人がいきなり、NEWS WEEKやTIMEを
読んでも必ず挫折します。よしんば続けたとしても、かなり非効率的といわざる
を得ません。私の場合もいきなり"The Daily Yomiuri"を読み始めましたが、眠く
なるばかりでちっとも効果がなかったことは皆さんもご承知のとおりです(笑)。

お勧めの教材

 上記条件を満たし、なおかつ私がお勧めする教材はVol.31にでてきた「週刊
ST」です。

英字新聞 週刊ST
英字新聞 週刊ST


 週刊STは日刊英字新聞「The Japan Times」が発行する英語学習者向けの週刊
新聞です。一般の人にはなじみはあまりないかと思いますが、英語学習者の間で
は生きた英語力を身につけたい、楽しみながら英語を上達させたい、そんな人た
ちに高い人気を得ているようです。1952年創刊という歴史からも、その人気がう
かがえます。

 ここでは、私が実際にこの週刊STを使ってみた上での、お勧めポイントにつ
いてご紹介します。

週刊STのお勧めポイント(1):英語学習者に最適化された多彩な内容
 国内外の主要ニュースから、アメリカ、イギリスからの興味深い最新のレポー
トなど英語学習者の知的好奇心を刺激するバラエティー豊かな話題が満載されて
います。内容は前提知識のない読者にも考慮されていますので、ムリなく読みす
すめていくことができます。特に国内ニュースの場合、TVで得た背景知識を生
かすことができますので、なおいっそう内容を理解することが容易です。

週刊STのお勧めポイント(2):日本語注釈付の英文
 週刊STの場合、難しい単語や言い回しなどには、かならず注釈がついていま
す。そのため、いちいち辞書を引く必要がありません。英文のすぐ横に注釈があ
りますので、文章から目を離さずに読みすすめることができます。

 また、他の英字新聞(「The Japan Times」、「Daily Yomiuri」など)と違い、
英語:日本語=7:3ぐらいの割合で日本語の記事が含まれています。私のように100%
英語の日刊紙をスラスラ読めないような人(ほとんどの一般的な日本人がそうだ
と思いますが)にはちょうどよい分量となっています。英字ばかりだと読んでい
るうちにストレスがたまってきます。初めは日本語の分量が多いように感じたの
ですが、900点を突破したいまでもこの分量で物足りなさを感じていません(笑)

週刊STのお勧めポイント(3):次のレベル(第3段階)へつながる内容
 週刊STに連載されている記事の一つに洋雑誌のプレビューのコーナーがあり
ます。これは先週1週間に発売された海外雑誌の特集記事の内容を紹介しているも
のです。ここで読んで興味がわいたものについて、その雑誌を買って読んで見る
といった使い方ができます。
また、映画に興味のある人は最新洋画情報が掲載されていますし、
洋楽の紹介コーナーなどもあります。第3段階については別の機会
で詳しくご説明する予定ですが、週刊STがその導入部分として役立つのです。

週刊STのお勧めポイント(4):国際的なものの考え方が見につく。
 英語学習という本筋から少し離れてきますが、週刊STを読んでいると、国際
的なものの考え方が見につきます。最終ページに外国人執筆者による時事エッセ
ーが掲載されていますが、これを読むと、最近の出来事に対して、外国人の視点
での率直な意見が述べられており、「そうか、こういった考え方もあるのか」と
物の見方についての多様性が養われます。

普段、外国人の考え方に触れる機会というのはあまりないと思いますが、週刊STを
読むと、日本にいながらにして国際的なものの考え方が身に付きます。


以上、駆け足ですが週刊STのお勧めポイントをまとめさせていただきました。

 なお、週刊STはホームページも非常に充実しています。特に音声ファイルに
よるリスニング力向上への配慮に力を入れていて、なんとこれらを無料でだれで
も利用できるのです。しかも、記事もほぼ全文をインターネット上で読めてしま
うのです。こんなことしていて本当に大丈夫なんだろうか、と他人事ながら心配
してしまうほどです(笑)

この週刊STの公式サイトではオンライン購読申し込みができます。
が、Fujisan.co.jpというサイトでは、格安で定期購読できますので、
そちらからの申し込みがお勧めです。
>>Fujisan.co.jpへ

 第2段階についての説明は以上となります。
 以上をこなすと700点、場合によっては800点突破も夢ではありません。皆様の
ご検討をお祈りします。

 もし、今までの説明の中で疑問点などがありましたら、お気軽にお問い合わせ
ください。私なりに精一杯ご回答させていただきます。


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▼以下の書籍などが参考になります




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