「阿知和さんこんにちは。昨年11月12日にメールを乗せていただいた「中高年英語突撃隊」です。その後の経過報告と、英検とTOEICの比較レポートをさせていただきます。
英検1次に合格後、11月23日に2次試験を受けました。ここで立てた作戦はただ一つ、試験官を自分の土俵に引き込む、というものでした。試験官も人間ですから、相手の個人的な経験に興味があるでしょうから、そこを糸口にして会話の主導権を握るということです。
当日は、試験官の前で5つのトピックスから1つを選ぶのですが、問題を見た瞬間どのトピックスでもいけると感じました。社会人は経験の引き出しがたくさんあるので、単なる語学力のテストではない2次試験にはとても有利です。1次試験がボーダー点ですれすれ合格の私が2次試験ではまあまあ高得点(43点満点中38点。ボーダーは25点。)が取れました。中高年受験者はとにかく1次突破に全力を注いでください。2次は年の功で何とかなります。一次突破には、前のメールにも書きましたが語彙力の短期集中アップがお勧めです。
さてこれまでは英検派の私ですが、阿知和さんのHPに感化されてTOEICを受けてみることにしました。英検とTOEICの比較がよく問題になりますが、英検最低点合格の私が受ければ最高の実験材料になると考えました。正確な比較を行うため、あえてTOEIC用の勉強はしませんでした。ただ、全くどのような試験かも知らないで受けるのもなんですので、長本吉斉著「はじめてのTOEIC」という本だけにはざっと目を通しました。
1月25日に受けましたが、よくできている試験だなという印象でした。内容は難しくないのですが、量がすごくて、それをどれだけこなせるかで力がはっきり分かるという作りになっていると感じました。私も初めての経験で時間配分が良く分からず、パートVIIは最後までたどり着けませんでした。パートVとパートVIをちんたらやり終えると取り敢えず解答用紙の半分以上が埋まるのですよね。それで安心していると、後はそれまでとは比較にならないほどの英文を読まなくては回答できない、ということがだんだん分かってきました。残りが20分を切る頃から猛烈にチャージしましたけれど時既に遅しで、大問2つ、回答数で4つやり残してしまいました。最後までできないという状況はちょっと予想していなかったので、終了後猛烈にフラストレーションがたまり、その足で発作的に3月の受験を申し込んでしまいました。
結果ですが、875点(L455,R420)でした。1級合格にしては低いとみるのか、初めてならこの程度だとみるのか良く分かりませんが、ここから色々なことが分かります。 まずリスニングですが、これは現在の私の力を正直に映し出しています。ですから、TOEICの455点は英検の15点(受験者の平均点は14点)とほぼ同じです。TOEICで満点がとれる方は恐らく英検合格者平均の21点以上はとれるでしょう。
次にリーディングですが、TOEICの420点が英検の何点に当たるかははっきり言って分かりません。ひとつには、この点数が現在の私の力を本当に反映しているかどうかよく分からないのと(試験に慣れれば現在の知識量だけでもう少しとれそうな気がします。)、TOEICの問題内容が英検のそれとは全然違うということなのです。TOEICだけを勉強してきて420点取った方は、私が英検で取った語彙・読解パートの57点(配点80点、合格者平均56点、受験者平均42点)はとれないでしょう。TOEICの問題の中で私が知らなかった単語はひとつもありませんでしたが、英検の語彙は難しいです。(もっとも、TOEICで420点くらいとる人はTIMEとか読んでいるでしょうから、TOEICレベルの単語だけしか知らないということは考えられませんが。)
そこで結論です。1.英検1級を受かれば、TOEICで880点はとれる。2.TOEICで880点とれても、TOEICだけの勉強だけでは英検1級は受からない。ということで、極々当たり前の結論になったようです。
私に関しては、3月にもう一度TOEICを受けますが、試験勉強という意味ではそれで打ち止めにします。後はTIMEを通勤電車の中で読むことと(英検の勉強をした一番の収穫は、語彙を集中して増やしたので、TIMEを楽しく読めるようになったことです。これだけでもやってよかったと思っています。)、CNNを一日30分見ることで英語力の維持を図っていきます。それでは諸兄のご健闘をお祈りしています。」